小学部  西園 滋子
 
 10分間で運動場を何周できるか・・・1周は120メートルです。
実際に走ってみると、とっても苦しいものです。子どもたちは10月
からは体育の学習で、学習発表会後はほぼ毎日、音楽に乗って10分
間走の練習をしてきました。晴れた日は運動場で、雨の日は体育館で、
毎回少しずつ記録を伸ばしてがんばりました。はじめは先生に手をひ
かれたり、後ろから後押しされたりした子も、だんだんと一人で走る
ようになってきました。それに、1周したら黒板の名前のところに○をつけてもらいます。「5になった」「8になった」と、それを見てより記録を伸ばそうとがんばる姿も見られました。

さて11月22日(火)は本番の持久走大会でした。暖かな日差しのもと、朝早くからたくさんのお家の方々に応援に来ていただいて、大会は始まりました。子ども達は皆いつも以上に力を出してがんばりましたよ。残り1分の音楽は「おしりかじりむし」ですが、きつそうな顔をしていても、力をふりしぼって最後までゴールをめざして走る子どもたち。そんな姿には感動しました。盛大な応援のおかげで、新記録を出した子もたくさんいました。子どもたちそれぞれは「○周」と目標をもって挑戦した持久走大会ですが、みんな達成することができ、終わった後は晴れ晴れとした顔をしていました。

「がんばったね会」で、教頭先生から認定証をいただき、ジュースで乾杯した子どもたちの顔はとても満足しているように見えました。これからも子どもたちは、もっともっといろいろな面でさらにがんばる姿を見せてくれることでしょう。とても有意義な持久走大会でした。

 


 

H23、11、22

「がんばったね! 持久走大会」

H23、12、13

「最後までがんばった持久走大会」中学部 本田 橋幸

  12月13日(火)は、中学部の持久走大会がありました。当初、12月9日(金)に予定をしていましたが雨天のため延期しての実施でした。持久走大会に向けての練習では、とても好天に恵まれ、朝の運動と体育の時間で、ほぼ予定通り練習することができました。でも、生徒のみんなが気合を入れて臨んだ9日(金)の本番は、小雨交じりのとても寒くて実施するには判断が難しい天候でした。実施するかどうかとても悩みましたが、生徒が十分に力を発揮するために延期を決定しました。延期の決定は、見事に功を奏しました。13日(火)の天候は抜群でした。一緒に走る友達からの言葉かけ、先生や応援に来ていただいた保護者からの声援などリラックスしたとても良い表情でスタートラインに立つことができました。持久走大会の取り組みは、運動場と駐車場を走る、一周250mのコースで約20分間、4曲のBGMを流して曲が終わるまで何周できるか練習を続けてきました。本番までの最高記録は、13周です。なかなか14周の壁が厚くて記録更新できませんでした。でも、本番では、2人の生徒が14周の壁を破り、15周目に入ることができました。記録更新の予感はしていました。スタート前から、「目標を達成する、新記録を出す」と生徒それぞれの意気込みが強く感じられていたからです。また、他の生徒も、20分間という長い時間を走り続けることは、とても大変なことだと思いますが、みんな、自分の目標に向かって、ゴールを目指し、最後まであきらめることなく、がんばることができました。すべての生徒が、自分の目標記録を達成することができて、たくさんの生徒が新記録を出すことができました。記録表に結果を記入し、目標記録達成シールと新記録達成シールを貼る生徒のとてもにこやか
な表情は、印象的でした。

 その日の午後、『持久走大会がんばったね会』では、本校で最後
の持久走を終えた3年生の生徒に感想を発表してもらいました。
きつかったと言葉少なに語った3年生もその表情は、とても自信に
満ちていました。この持久走大会を通じて、最後まであきらめずにがんばる姿と大切さを改めて、生徒たちに教えてもらいました。

保護者の皆さまには、常日頃から、生徒を励ましていただき、心から感謝申し上げます。お蔭様で、無事に持久走大会を終えることができました。本当にありがとうございました。